嗚呼今錆びた時計の中で
舐めるように絡むように
灰色の私の朽ちた世界を
侵したアナタに目眩を
章章たる痛みを孕む悦びを与えて去った
未来を見据えて
褪せた扉を開いて
空をそっと見上げた
沈む鈍色の視界が色づく
ここに今産まれた
幼き世を祝うように
花開いた
ただ無為に撓む黄斑を刺した
爆ぜるように抉るように
光は晒す来し方の足跡を
甘く収斂の痛みを
明日もしアナタのその目で触れられたら
憂いもきっと彼方へ去るでしょう
裂創をそっと開いて
滲む紅を垂らした
震う水面が揺りかごをゆすった
今日も喉を潰そう
アナタがきっと笑うから
名を叫んで
痛みが 憂いが 温もりが
消えない
抱くほどに 色がついた
赤 青 緑
私の人生ごと手を引いて
ありのままの世界を赦して
部屋を去る背を見やって
花は散り時を知った
歌う文目鳥が虚空を舞って
運ぶ竜胆が散って
花弁しじま涙雨
嗚呼サヨナラ
愛しい(What a wonderful world you are
私の(my beautiful you
今はもう大丈夫
私はきっと一人で死ねる
貴女がいたから
Dye me in your color
please stay your color
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